どどらんど -七つの鍵-

第18話「影の実体化」

朝日が昇っても、どどらんどには不穏な空気が漂っていた。昨夜の影の襲撃から一夜明け、皆は水辺に集まって対策を話し合っていた。「現状を整理しよう」えうんが持っている金属片を並べた。「今、鍵は四つ。あと三つ必要だ」ユキが頷く。「昨夜の映像では、一...
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第17話「二つの月」

夕暮れ時、えうんはミオと二人で森の奥へ向かっていた。「本当に素敵な場所があるの?」ミオが期待に満ちた目で聞く。「うん。この前、A氏とB氏に会った後で偶然見つけたんだ」二人は手を繋いで、普段は行かない森の深い場所へと進んでいく。今夜は特別な夜...
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第16話「ミオの家族と晩餐会」

朝から、えうんは落ち着かなかった。竪穴住居の中を何度も行ったり来たりして、身だしなみを整えては確認している。茶色い毛並みを念入りに撫でつけ、ミオにもらった金色のお守りを大切に身につけた。何度も鏡を見ては、ため息をつく。「大丈夫かな……ちゃん...
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第15話「星から来た者たちの記憶」

夜更け、森の奥深くで、A氏とB氏は静かに座っていた。二人の細長い体が月光を受けて、かすかに光っている。額の「A」と「B」の文字も、いつもより鮮明に見えた。『B……覚エテイル?』A氏が問いかける。『故郷ノコト?』『ソウ……』二人は、同時に空を...
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第14話「くぴぃ、空への憧れ」

早朝、まだ誰も起きていない時間。くぴぃは一人で丘の上に立っていた。白い丸い体に朝露がついて、きらきらと光っている。「今日こそ……」小さな翼を精一杯広げる。赤いリボンを風になびかせながら、助走をつけて跳んだ。パタパタパタ……一瞬、体が浮いたよ...
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第13話「おひーんの昔話」

雨が降り続く日だった。いつもなら皆で集まって何かをするのだが、今日は違った。洞窟の影の一件以来、皆どこか不安を抱えていて、それぞれの家で過ごしていた。えうんとミオは、雨の中、水辺へ向かった。おひーんなら雨の日でも外にいるはずだ。案の定、おひ...
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第12話「勇気試しと黒い影」

秋の深まりを感じる朝、だまよおは緊張した面持ちで準備をしていた。グレーの粘菌質の体を念入りに整え、昨日皆で作った金色のお守りを大切に身につける。「よし、今日こそ正義の味方の力を見せる時だ!」今日は、マメキン種の村で年に一度行われる「勇気試し...
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第11話「白い記憶 ~ユキの過去~」

静かな夜、森の奥深くにある洞窟で、ユキは一人座っていた。白い毛並みが月光を受けて、幻想的に輝いている。年齢不詳の瞳には、深い知識と悲しみが宿っていた。手の中には、えうんに渡したものと似た金属片がある。ただし、こちらは少し大きく、模様も複雑だ...