どどらんど -七つの鍵- 第20話「七つの光、一つの願い」 七つの鍵が放つ光が、どどらんど全体を包み込んだ。皆が手を繋いで作った輪の中心で、扉が完全に開いた。そこから溢れ出す光は、温かく、そして力強かった。「これが……浄化の光」ユキが呟く。影の獣たちが一斉に襲いかかってきた。赤い目を爛々と光らせ、鋭... 2026.01.04 どどらんど -七つの鍵-
どどらんど -七つの鍵- 第19話「くぴぃの飛翔と最後の鍵」 明け方、くぴぃは崖の上に立っていた。白い丸い体を震わせながら、何度も深呼吸をする。赤いリボンが朝風に揺れていた。「くぴぃちゃん、無理しないで」ミオが心配そうに見守る。皆も集まっていた。「大丈夫。今度こそ飛んでみせる」昨夜から、影の獣の数は増... 2025.12.28 どどらんど -七つの鍵-
どどらんど -七つの鍵- 第18話「影の実体化」 朝日が昇っても、どどらんどには不穏な空気が漂っていた。昨夜の影の襲撃から一夜明け、皆は水辺に集まって対策を話し合っていた。「現状を整理しよう」えうんが持っている金属片を並べた。「今、鍵は四つ。あと三つ必要だ」ユキが頷く。「昨夜の映像では、一... 2025.12.21 どどらんど -七つの鍵-
どどらんど -七つの鍵- 第17話「二つの月」 夕暮れ時、えうんはミオと二人で森の奥へ向かっていた。「本当に素敵な場所があるの?」ミオが期待に満ちた目で聞く。「うん。この前、A氏とB氏に会った後で偶然見つけたんだ」二人は手を繋いで、普段は行かない森の深い場所へと進んでいく。今夜は特別な夜... 2025.12.14 どどらんど -七つの鍵-
どどらんど -七つの鍵- 第16話「ミオの家族と晩餐会」 朝から、えうんは落ち着かなかった。竪穴住居の中を何度も行ったり来たりして、身だしなみを整えては確認している。茶色い毛並みを念入りに撫でつけ、ミオにもらった金色のお守りを大切に身につけた。何度も鏡を見ては、ため息をつく。「大丈夫かな……ちゃん... 2025.12.07 どどらんど -七つの鍵-
どどらんど -七つの鍵- 第15話「星から来た者たちの記憶」 夜更け、森の奥深くで、A氏とB氏は静かに座っていた。二人の細長い体が月光を受けて、かすかに光っている。額の「A」と「B」の文字も、いつもより鮮明に見えた。『B……覚エテイル?』A氏が問いかける。『故郷ノコト?』『ソウ……』二人は、同時に空を... 2025.11.30 どどらんど -七つの鍵-
どどらんど -七つの鍵- 第14話「くぴぃ、空への憧れ」 早朝、まだ誰も起きていない時間。くぴぃは一人で丘の上に立っていた。白い丸い体に朝露がついて、きらきらと光っている。「今日こそ……」小さな翼を精一杯広げる。赤いリボンを風になびかせながら、助走をつけて跳んだ。パタパタパタ……一瞬、体が浮いたよ... 2025.11.23 どどらんど -七つの鍵-
どどらんど -七つの鍵- 第13話「おひーんの昔話」 雨が降り続く日だった。いつもなら皆で集まって何かをするのだが、今日は違った。洞窟の影の一件以来、皆どこか不安を抱えていて、それぞれの家で過ごしていた。えうんとミオは、雨の中、水辺へ向かった。おひーんなら雨の日でも外にいるはずだ。案の定、おひ... 2025.11.16 どどらんど -七つの鍵-